コーティング
「コーティング剤」などのように使う「コーティング」という言葉。
英語では「coating」と表記します。
「コーティング」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コーティング」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
コーティングの意味
「コーティング」には次の意味があります。
・物体の表面に薄膜を付着させておおうこと。レンズの表面反射を防ぐため、表面を弗化ふっかマグネシウムなどの薄膜でおおったり、合成樹脂などの被膜で布・紙の表面を防水・耐熱加工したりすることなど。(出典:デジタル大辞泉)
傷や汚れなどを防ぐためにコーティングをすることも多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・きっと特殊なコーティングがされているに違いない。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 凛 Unlimited Blade Works GoodEnd -sunny day』)
・まるで何かをコーティングしてあるように、見事な光沢を放っていた。
(出典:東野圭吾『白夜行』)
・蝋でコーティングされた頑丈な縄だった。
(出典:奥田英朗『最悪』)
・ビニールコーティングした大きな旅行バッグが入っていた。
(出典:勝目梓『女王蜂の身代金』)
・コーティングレンズに遮断された状態でさえ目に付いた光は、すぐに見つかった。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 3 九校戦編 <上>』)
類語
・ワックス
意味:ろうのこと。一般に床,柱,建具,家具,自動車のつや出し剤をいう。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・塗装(とそう)
意味:保護・装飾のため、材料の表面に、ペンキ・ニスなどを塗ったり吹きつけたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・上塗(うわぬり)
意味:壁塗り・塗装などで、あらかた塗った上に、仕上げとして最後に塗ること。また、その塗り。仕上げ塗り。(出典:デジタル大辞泉)
・ペンキ塗(ぺんきぬり)
意味:ペンキを塗ること。また、ペンキを塗ったもの。また、ペンキを塗る人。ペンキ屋。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・塗布(とふ)
意味:薬剤などをぬりつけること。(出典:デジタル大辞泉)