月並み
「月並みな意見」などのように使う「月並み」という言葉。
「月並み」は、訓読みで「つきなみ」と読みます。
「月並み」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「月並み」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
月並みの意味
「月並み」には次の意味があります。
・新鮮みがなく、ありふれていて平凡なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「月並み」はもともと「毎月きまって行われること」を意味する言葉ですが、転じて「新鮮みがなく、ありふれていて平凡なこと」という意味で使います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・月並みな表現で恐縮だが、私はメチャクチャ嬉しかった。
(出典:白井信隆『飛剣術士 アグリー -非恋- (電撃hp09)』)
・「お体は大切にしてください、桜ちゃんのためにも」 月並みな言葉。
(出典:片山憲太郎『電波的な彼女2』)
・月並みでない女性美の極致だという自負があったのだろう。
(出典:和田はつ子『虫送り』)
・私に向かって、月並みな励ましの言葉を投げてくるだろう。
(出典:小池真理子『狂王の庭』)
・月並みな言い方ですが、入院前以上に燃えていたと思います。
(出典:加東康一『岳史よ、生命あるかぎり』)
類語
・普通(ふつう)
意味:特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・一般(いっぱん)
意味:ありふれていること。あたりまえ。普通。(出典:デジタル大辞泉)
・尋常(じんじょう)
意味:特別でなく、普通であること。また、そのさま。あたりまえ。(出典:デジタル大辞泉)
・標準(ひょうじゅん)
意味:平均的な度合。また、その程度のもの。なみ。普通。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・平凡(へいぼん)
意味:これといったすぐれた特色もなく、ごくあたりまえなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉
・平平凡凡(へいへいぼんぼん)
意味:きわめて平凡なさま。(出典:デジタル大辞泉)