一般的
「一般的な回答」などのように使う「一般的」という言葉。
「一般的」は、音読みで「いっぱんてき」と読みます。
「一般的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「一般的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
一般的の意味
「一般的」には次の意味があります。
・特別な物事に限らないで、広く全体に通じる状態であるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「一般」は「共通して広く認められ成り立つこと」を意味する二字熟語であり、そのような様子を「一般的」と言います。
「一般的」の反対語は「奇抜(きばつ)」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一般的にロゴというものは、団体を象徴するマークだと考えられています。
(出典:藤原和博『自分「プレゼン」術』)
・ごく一般的に考えると、美形の女は大変得をしているように思われる。
(出典:竹内久美子『そんなバカな! 遺伝子と神について』)
・一般的男性の傾向として、俺もこの手のレース物が大好きだったからだ。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-20 夢姫』)
・当時の武士の一般的感情としては当然の非難だったかもしれない。
(出典:綱淵謙錠『斬(ざん)』)
・すなわちそれは、一般的にはデートと呼ばれるしろものではないだろうか。
(出典:谷川流『6 涼宮ハルヒの動揺』)
類語
・一般(いっぱん)
意味:共通して全体にわたっていること。また、そのさま。普遍。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・普通(ふつう)
意味:特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・在り来り(ありきたり)
意味:珍しくないこと。ありふれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・平凡(へいぼん)
意味:ありふれていて、特にすぐれた点のないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・通常(つうじょう)
意味:特別でなく、普通の状態であること。世間一般にみられる状態であること。(出典:デジタル大辞泉)