要望
「要望書を提出する」などのように使う「要望」という言葉。
「要望」は、音読みで「ようぼう」と読みます。
「要望」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「要望」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
要望の意味
「要望」には次の意味があります。
・物事の実現を強く求めること。(出典:デジタル大辞泉)
「要望」をわかりやすく言うと「自分の願いの実現を強く求めること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・さらに皮肉なのはそれがクラト自身の要望でもあったという事であろう。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 4 ストラグル・クリムゾン』)
・寮の規則はその年その年、生徒達の要望に合わせて変わっているらしい。
(出典:嵩夜あや『乙女はお姉さまに恋してる 櫻の園のエトワール』)
・本社で企画中の新製品について知らせたり、本社への要望を聞いたりした。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)
・時間を知りたいとこちらが思っても、その要望を彼女へ伝える方法はなかった。
(出典:乙一『さみしさの周波数』)
・そこに再び、保郎から大住伝道所の主事をして欲しい旨の要望があった。
(出典:三浦綾子『ちいろば先生物語』)
類語
・要請(ようせい)
意味:必要だとして、強く願い求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・請求(せいきゅう)
意味:こうしてほしいと要求すること。相手方に一定の行為を求めること。現在では、金銭に関していう場合が多い。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・懇請(こんせい)
意味:心を尽くして頼むこと。ひたすら請願すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・強請(きょうせい)
意味:無理に頼むこと。また、ゆすること。ごうせい。(出典:デジタル大辞泉)
・依頼(いらい)
意味:人に用件を頼むこと。(出典:デジタル大辞泉)