配備
「戦地に武器を配備する」などのように使う「配備」という言葉。
「配備」は、音読みで「はいび」と読みます。
「配備」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「配備」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
配備の意味
「配備」には次の意味があります。
・手配して準備を整えること。(出典:デジタル大辞泉)
「配備」という言葉をわかりやすく言うと、「人やものを配置して準備すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・エンジン室を初めとする重要箇所にはロボット一台を専属で配備しよう。
(出典:R・エイヴァリー『コンラッド消耗部隊(全4巻) 2 タンタロスの輪』)
・配属されたというより、配備されたというのが正しい認識かもしれない。
(出典:藤咲淳一『攻殻機動隊 凍える機械』)
・東部正面のソ連軍が陣地配備についたらしいという情報にも接していた。
(出典:五味川純平『ノモンハン(上)』)
・大砲五百門の移動準備が完了し、別の三百門は占領地に配備されている。
(出典:アレクサンドル・デュマ/乾野実歩訳『リシャール大尉』)
・そこにも一応、メイドたちは配備されていたが、誰も気づいてはいない。
(出典:神野オキナ『あそびにいくヨ!第3巻』)
類語
・配置(はいち)
意味:人や物をそれぞれの位置・持ち場に割り当てて置くこと。また、その位置・持ち場。(出典:デジタル大辞泉)
・配属(はいぞく)
意味:割り当ててそれぞれの部署に定めること。(出典:デジタル大辞泉)
・設置(せっち)
意味:機械などを備えつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・装備(そうび)
意味:必要な機器などを取り付けること。戦闘・登山など特定の目的に応じた用具をそろえたり身につけたりすること。また、その機器や用具。(出典:デジタル大辞泉)
・完備(かんび)
意味:必要なものが完全に備わっていること。また、完全に備えること。(出典:デジタル大辞泉)