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とはいえとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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とはいえ

「とはいえ全く無いわけではない」などのように使う「とはいえ」という言葉。

「とはいえ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「とはいえ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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とはいえの意味

「とはいえ」には次の意味があります。

とは言うものの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

前に述べた事柄と矛盾したり、相反することを述べる際に用いる言葉です。
「可能性は低い。とはいえ全く無いわけではない」などのように使います。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・苦痛であった。とはいえ現在の場合においては、その苦痛は忍ばなければならなかった。
(出典:国枝史郎『血曼陀羅紙帳武士』)

・いつでも、だれでも好きなときに、ぼくを呼びだしてくれ。とはいえ、ぼくも眠る時間が必要だし、ほかに重要な仕事も抱えている。
(出典:ロバート・アスプリン『銀河おさわがせ中隊』)

・いかに商売とはいえ魚だけ食べさせてちゃァ、大選手の身体はできない。
(出典:坂口安吾『町内の二天才』)

・可能性はまだ薄い。とはいえ、ついさきほどまでは、その可能性は天文学的に薄かったのだ。
(出典:ゴードン・R・ディクスン『ドラゴンになった青年』)

・ただ読んだかぎりではまるで意味のないものだった。とはいえ、私が何に関心を持っているかを示すものではあった。
(出典:イネス/池央耿訳『孤独なスキーヤー』)

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類語

とは言うものの(とはいうものの)
意味:先行の事柄に対し、それを確認しながらも、それに反したり矛盾したりする事柄を述べるときに用いる。そうはいっても。とはいいながら。けれども。とはいえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

尤も(もっとも)
意味:前の事柄を肯定しつつ、例外あるいは一部相反する内容を補足するときに用いる。とはいうものの。(出典:デジタル大辞泉)

但し(ただし)
意味:前述の事柄に対して、その条件や例外などを示す。しかし。(出典:デジタル大辞泉)

唯・但(ただ)
意味:前述の事柄に対して、条件をつけたりその一部を保留したりするときに用いる。ただし。(出典:デジタル大辞泉)

だけれども
意味:前に述べたことと相反することをいうときに用いる。そうではあるが。だけど。だけども。だけれど。(出典:デジタル大辞泉)

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