有益
「有益な情報を聞くことができた」などのように使う「有益」という言葉。
「有益」は、音読みで「ゆうえき」と読みます。
「有益」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「有益」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
有益の意味
「有益」には次の意味があります。
・利益があること。ためになること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「有益」をわかりやすく言うと「自分にとって利益があること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・先輩の意見を聞くことが有益であるのは何よりもこの点についてである。
(出典:三木清『如何に読書すべきか』)
・しかし私の過去はあなたに取ってそれほど有益でないかも知れませんよ。
(出典:夏目漱石『こころ』)
・逆に、ある人に有益な事が、ほかの人にとっては有害になることもある。
(出典:講談社辞典局編『日英対照実用ことわざ辞典』)
・残念ながら、今のところ有益な情報にはたどり着いていないということ。
(出典:梶尾真治『精霊探偵』)
・どうせぼくが持ってるよりは彼がもっている方が有益に使うだろう
(出典:クリスティ/赤冬子訳『茶色の服を着た男』)
類語
・有効(ゆうこう)
意味:ききめのあること。効力をもっていること。役に立つこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・有用(ゆうよう)
意味:役に立つこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・重宝(ちょうほう)
意味:便利で役に立つこと。便利なものとして常に使うこと。また、そのさま。調法。(出典:デジタル大辞泉)
・誂え向き(あつらえむき)
意味:注文どおりであること。希望どおりであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ユーティリティー
意味:役に立つこと。有益なもの。(出典:デジタル大辞泉)