お開き
「宴会がお開きになる」などのように使う「お開き」という言葉。
「お開き」は、訓読みで「おひらき」と読みます。
「お開き」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「お開き」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
お開きの意味
「お開き」には次の意味があります。
・祝宴や会合などが終わること。「終わる」「閉じる」などというのを忌んでいう。(出典:デジタル大辞泉)
祝宴などが終了し、解散することを言います。
「終わり」などが忌み言葉として避けられるため「お開き」と言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あれだけの土砂降りになったんだから、あれでお祭りはお開きになったはずだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 3 祟殺し編』)
・会がお開きになり皆と別れたあと父親は先に帰った。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・ 会議はそこでお開きになった。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第6巻 「獅子の胎動」』)
・夕方になる前にパーティはお開きになり、以後誰も僕の家に遊びに来ることはなかった。
(出典:藤谷治『船に乗れ!I 合奏と協奏』)
・朝まで続くかと思われた乱痴気騒ぎは、意外なことに八時くらいでお開きとなった。
(出典:平坂読『ホーンテッド! 3』)
類語
・散会(さんかい)
意味:会合が終わること。また、会合が終わって、人々が帰り去ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・閉幕(へいまく)
意味:行事・催物などが終わりになること。(出典:デジタル大辞泉)
・閉会(へいかい)
意味:集会や会議が終わること。また、終えること。(出典:デジタル大辞泉)
・終わり(おわり)
意味:物事が終わること。また、終わろうとするところ。(出典:デジタル大辞泉)
・フィナーレ
意味:物事の終わり。最後。(出典:精選版 日本国語大辞典)