験担ぎ
「験担ぎの食事」などのように使う「験担ぎ」という言葉。
「験担ぎ」は、「げんかつぎ」と読みます。
「験担ぎ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「験担ぎ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
験担ぎの意味
「験担ぎ」には次の意味があります。
・ちょっとした物事に対して、よい前兆だとか悪い前兆であるとかを気にすること。(出典:デジタル大辞泉)
「験」は「縁起」や「前兆」を意味する漢字です。
例えば、試験の前にカツ丼を食べる、などのようなことが「験担ぎ」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あれこれのまじないや験担ぎに必死だった。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料XIII Side ColorsIII』)
・武吉の執り行う連歌奉納も、この種の験担ぎである。
(出典:和田竜『村上海賊の娘 下巻』)
・ちょっとした験担ぎである。
(出典:海原育人『ドラゴンキラーあります』)
・験担ぎで孔子廟の泥饅頭を喰い、初科の後は前祝いに浮かれ、合格発表の日に派手に落っこちる。
(出典:池上永一『テンペスト2 花風の巻』)
類語
・成功のまじない(せいこうのまじない)
意味:超人間的な力を、人力で操作しようとする技術。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・縁起物にあやかる(えんぎぶつにあやかる)
意味:開運を招くものの影響をうけて変化する(出典:デジタル大辞泉)
・縁起の良さを気にする(えんぎのよさをきにする)
意味:何か良いことが起こりそうな予感を感じられるかどうかを気にする(出典:実用日本語表現辞典)
・験を担ぐ(げんをかつぐ)
意味:ある物事に対して、よい前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にする。(出典:デジタル大辞泉)