益荒男
「益荒男ども」などのように使う「益荒男」という言葉。
「益荒男」は、「ますらお」と読みます。
「益荒男」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「益荒男」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
益荒男の意味
「益荒男」には次の意味があります。
・ りっぱな男。勇気のある強い男。(出典:デジタル大辞泉)
「益荒男」には武人・狩人のことを指す場合にも使われますが、会話のなかで使われるのはほとんどがこの意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あの二人にしてからが、ともに胸の熱くなるような益荒男どもだ。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.1 「第四次聖杯戦争秘話」』)
・争いに血をたぎらせ、益荒男ぶりを競う生き方は、過去の武人には許されても現代の軍人には許されない。
(出典:福井晴敏『終戦のローレライ(上)』)
・益荒男どものボルテージは果てしもない勢いで高まっていく。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空8』)
・いざ益荒男たちよ、原初の英霊に我らが覇道を示そうぞ!
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.4 「煉獄の炎」』)
・その力と名声は大王に並び立つほどの益荒男。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.2 「王たちの狂宴」』)
類語
・丈夫(じょうぶ)
意味:勇気ある立派な男子。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・荒男(あらちお)
意味:気性などの荒い男。勇猛な男。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・益荒猛男(ますらたけらお)
意味:強く勇気のある男子。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・列丈夫(れつじょうふ)
意味:勇気があって、信義を重んじる男。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・武士(もののふ)
意味:武勇をもって主君に仕え、戦場で戦う人。(出典:デジタル大辞泉)