挽回
「名誉挽回」などのように使う「挽回」という言葉。
「挽回」は、音読みで「ばんかい」と読みます。
「挽回」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「挽回」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
挽回の意味
「挽回」には次の意味があります。
・失ったものを取り戻して、もとの状態にすること。(出典:デジタル大辞泉)
「挽回」という言葉をわかりやすく言うと、「取り返す」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一言でいえばお下劣路線に軌道修正して売り上げ挽回をはかったわけだ。
(出典:大槻ケンヂ『のほほん雑記帳』)
・かつて、戦勢挽回の最大のホープと目された面影は、どこにもなかった。
(出典:草柳大蔵『特攻の思想 大西瀧治郎伝』)
・あそこまで差がついちゃったらもうどうあがいても挽回なんてできないね。
(出典:西尾維新『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』)
・しかもこの種の武器は、落ち目にかかった戦局を挽回する力がないらしい。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(三)』)
・無論この多数の外に立って、現今の頽勢を挽回しようとしている人はある。
(出典:森鴎外『かのように』)
類語
・復元(ふくげん)
意味:もとの形態・位置に戻すこと。また、戻ること。(出典:デジタル大辞泉)
・還元(かんげん)
意味:物事をもとの形・性質・状態などに戻すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・回復(かいふく)
意味:悪い状態になったものが、もとの状態に戻ること。また、もとの状態に戻すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・復旧(ふっきゅう)
意味:悪い状態になったものが、もとの状態に戻ること。また、もとの状態に戻すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・巻き返す(まきかえす)
意味:劣勢から、勢いを取り戻して反撃する。(出典:デジタル大辞泉)