独り占め
「みんなの視線を独り占め」などのように使う「独り占め」という言葉。
「独り占め」は、訓読みで「ひとりじめ」と読みます。
「独り占め」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「独り占め」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
独り占めの意味
「独り占め」には次の意味があります。
・自分または自分たちだけのものにすること。独占。(出典:デジタル大辞泉)
「みんなの視線を独り占め」は「みんなの視線を自分、または自分たちだけのものにすること」ということです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・モンモランシーは教室中の視線を独り占めにしたので気分がよかった。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第4巻〈誓約の水精霊〉』)
・時間をかければ、彼の心を完全に独り占めできるような気はしていた。
(出典:森瑤子『ドラマティック・ノート』)
・ほんの数十年前までは、知識を独り占めしていたのは大学でした。
(出典:岩月謙司『女は男のどこを見ているか』)
・まるで世の中の幸福を独り占めにしたような顔だった。
(出典:森村誠一『虚無の道標』)
・部屋を独り占めして使うのは、生まれて初めてだった。
(出典:山本一力『あかね空』)
類語
・独占(どくせん)
意味:自分ひとりだけのものにすること。ひとりじめ。(出典:デジタル大辞泉)
・丸取り(まるどり)
意味:残さずにすっかり取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・専有(せんゆう)
意味:ひとりだけで所有すること。(出典:デジタル大辞泉)
・占有(せんゆう)
意味:自分の所有にすること。(出典:デジタル大辞泉)
・専用(せんよう)
意味:特定の人だけが使うこと。(出典:デジタル大辞泉)