遂行
「任務を遂行する」などのように使う「遂行」という言葉。
「遂行」は、音読みで「すいこう」と読みます。
「遂行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「遂行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
遂行の意味
「遂行」には次の意味があります。
・任務や仕事をやりとげること。(出典:デジタル大辞泉)
「遂行」をわかりやすくいうと「言われたことを最後までやりとげること」となります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・頭ではわかってるけど、とてもじゃないがこんな作戦は遂行できない。
(出典:大野木寛『ラーゼフォン第05巻』)
・命令を最も効率的に遂行するための手段を用いているに過ぎない。
(出典:児玉ヒロキ『イット』)
・軍が兵士に求めるものは使命の遂行であり、死を強制することではない。
(出典:森村誠一『ミッドウェイ』)
・任務遂行中に戻ってこいとは何かよほどのことが起こったに違いなかった。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第6巻 「獅子の胎動」』)
・命令の遂行を変更したり遅らせたりするような真似は決してしますまい。
(出典:ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(中) 地の果ての燈台』)
類語
・完遂(かんすい)
意味:完全にやりとげること。(出典:大辞林 第三版)
・果たす(はたす)
意味:しなければならないことやしようと思っていたことをし終える。(出典:大辞林 第三版)
・成し遂げる(なしとげる)
意味:物事を最後までやりとげる。(出典:デジタル大辞泉)
・成就(じょうじゅ)
意味:できあがること。成し遂げること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・達成(たっせい)
意味:目的を果たすこと。(出典:デジタル大辞泉)