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浮足立つとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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浮足立つ

「倒産の噂で社員が浮足立つ」などのように使う「浮足立つ」という言葉。

「浮足立つ」は、訓読みで「うきあしだつ」と読みます。

「浮足立つ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「浮足立つ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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浮足立つの意味

「浮足立つ」には次の意味があります。

・ 不安や恐れで落ち着きを失う。逃げ腰になる。(出典:デジタル大辞泉)

本来の意味は「恐怖などで及び腰になる」様子を指しますが、最近では「期待で浮かれた気持ちになり、そわそわする」様子を指すことが多いようです。
文化庁が発表した令和元年度「国語に関する世論調査」では、「恐れや不安を感じ、落ち着かずそわそわしている」で使う人が26.1パーセント、「喜びや期待を感じ、落ち着かずそわそわしている」で使う人が60.1パーセントという結果が出ています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ただでさえ祭りで浮き足立った雰囲気が一層ざわついているような感じ。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-1 本編』)

・この庭に立っているだけで悪い蚊が寄ってきそうで、モトは浮き足立つ
(出典:岩井志麻子『夜啼きの森』)

・はわはわはわっと阿波踊りのように浮き足立って踊るようことともはね。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!11』)

・すぐ前にいる悠二には、どこか浮き足立っているような気配があった。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第8巻』)

・当時の日本は打ちつづく都市の空襲で、日本人全体が浮き足立っていた。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル17] 横溝正史 「仮面舞踏会」』)

類語

逃げ腰(にげごし)
意味:今にも逃げようとする腰つき。また、責任などをのがれようとする態度。(出典:デジタル大辞泉)

動揺(どうよう)
意味:心や気持ちがゆれ動くこと。平静を失うこと。(出典:デジタル大辞泉)

波立つ(なみだつ)
意味:心が動揺する。(出典:デジタル大辞泉)

悩乱(のうらん)
意味:なやみ苦しんで心が乱れること。また、人の心をなやまし乱すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

動ずる(どうずる)
意味:動く。特に、心が動揺する。平静を失う。動じる。(出典:デジタル大辞泉)

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