信頼
「信頼に値する」などのように使う「信頼」という言葉。
「信頼」は、音読みで「しんらい」と読みます。
「信頼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「信頼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
信頼の意味
「信頼」には次の意味があります。
・信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
「信頼」は未来の行動に期待するという主観的なもので、英語にすると「trust」になります。
類似する言葉の「信用」は過去の実績や成果に基づいた客観的なもので、英語にすると「credit」になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・また演出者を信頼せぬ場合、俳優はその力を十分に出せるものではない。
(出典:伊丹万作『演技指導論草案』)
・心より信頼し尊敬できる相手にならば、頭も下げ膝も折りましょうがの。
(出典:井上祐美子『五王戦国志4 黄塵篇』)
・彼は、医者としてよりも人としての博士の言に、信頼するの外はなかった。
(出典:豊島与志雄『子を奪う』)
・人間として、男として、此の信頼に背く訳には、行かないと思つた。
(出典:菊池寛『真珠夫人』)
・貴方がたも貴方がた自身の武力や政治に信頼をおいてはいけない。
(出典:柳宗悦『朝鮮の友に贈る書』)
類語
・信用(しんよう)
意味:それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。また、世間が与える、そのような評価。(出典:デジタル大辞泉)
・拠り所(よりどころ)
意味:ある事の成り立つ根拠となる事柄。 (出典:大辞林 第三版)
・信任(しんにん)
意味:頼・信用して物事を任せること。(出典:デジタル大辞泉)
・トラスト(とらすと)
意味:信頼。信用。(出典:大辞林 第三版)
・信憑(しんぴょう)
意味:信用してよりどころとすること。信頼すること。(出典:デジタル大辞泉)