閑話休題
「閑話休題として」などのように使う「閑話休題」という言葉。
「閑話休題」は、「かんわきゅうだい」と読みます。
「閑話休題」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「閑話休題」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
閑話休題の意味
「閑話休題」には次の意味があります。
・話を本筋に戻すとき、または本題に入るときに用いる言葉。(出典:大辞林 第三版)
接続詞のように使う言葉で、「それはさておいて」などと同じ意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・閑話休題、さてその沢山の旅の歌の中で最も光つてゐるもう一つにこの歌を数へてよからう。
(出典:平野万里『晶子鑑賞)
・三たび閑話休題、座談会は私と堀氏とが話しをさせられた。
(出典:戸坂潤『『唯研ニュース』』)
・この辺で、閑話休題と書くところなのだろうか、実はなかなか閑話休題どころではない。
(出典:長谷川時雨『朱絃舎浜子』)
・閑話休題としても、当人は閑人気分が充分で、一人で出かけることもあれば、一僕を召しつれて出て戻って来ることもある。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)
・閑話休題と行こう。
(出典:西尾維新『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』)
類語
・それはさておき
意味:話題を転じるときに用いる語。(出典:大辞林 第三版)
・何はともあれ(なにはともあれ)
意味:ほかのことはどうでも。ともかく。(出典:大辞林 第三版)
・何れにしても(いずれにしても)
意味:どの方法を選ぶにしても。いずれにせよ。(出典:大辞林 第三版)