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相伴とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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相伴

「ご相伴にあずかる」などのように使う「相伴」という言葉。

「相伴」は、音読みで「しょうばん」と読みます。

「相伴」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「相伴」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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相伴の意味

「相伴」には次の三つの意味があります。

1 互いに連れ立つこと。伴って行くこと。
2 供応の席につらなって正客の相手をし、みずからも供応を受けること。他の人に便乗して飲食すること。また、その人。
3 他とのつり合いや物事の行きがかりなどのためにいっしょにつき合うこと。また、その人。(出典:日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

相伴の意味①「互いに連れ立つこと。伴って行くこと。」

「相伴」の一つ目の意味は「互いに連れ立つこと。伴って行くこと。」です。

相手の立場や自分との関係性などによらず、広く「一緒に行くこと」を意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その証拠に、相伴をするというその諸大名を見るがいい。
(出典:山田風太郎『叛旗兵』)

・ご相伴させてもらった夕食の様子を見ていてもそう思った。これが家族の会話なのか、と。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 7 猫物語(白)』)

・次郎が一人ではきまりが悪そうだから、あたしたちもお相伴いたしましょうよ。
(出典:下村湖人『次郎物語』)

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類語

付き添う(つきそう)
意味:世話などをするためにそばについている。(出典:デジタル大辞泉)

随伴(ずいはん)
意味:ともなうこと。供となってついて行くこと。(出典:日本国語大辞典)

エスコート
意味:儀礼・護衛などのために付き添うこと。(出典:日本国語大辞典)

相伴の意味②「供応の席につらなって正客の相手をし、みずからも供応を受けること。他の人に便乗して飲食すること。また、その人。」

「相伴」の二つ目の意味は「供応の席につらなって正客の相手をし、みずからも供応を受けること。他の人に便乗して飲食すること。また、その人。」です。

わかりやすく言えば、「接待の席についていき、誰かの相手をしたりして、自分ももてなしを受けること」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ちょうどよい機会と、手代以上の奉公人もお相伴に与ることになった。(出典:山藍紫姫子『色闇』)

・仲間外れの志摩子も、酒のいだけはたっぷりお相伴することになった。(出典:辻真先『私のハートに、あなたのメスを』)

・私も三口四口お相伴にあずかったが、これで元気を取りもどしたのがわかった。(出典:アンデルセン/神西清訳『即興詩人(上)』)

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類語

饗応(きょうおう)
意味:酒や料理をとりそろえてもてなすこと。(出典:日本国語大辞典)

振る舞う(ふるまう)
意味:人にごちそうする。(出典:デジタル大辞泉)

接待(せったい)
意味:客をもてなすこと。(出典:デジタル大辞泉)

相伴の意味③「他とのつり合いや物事の行きがかりなどのためにいっしょにつき合うこと。」

「相伴」の三つ目の意味は「他とのつり合いや物事の行きがかりなどのためにいっしょにつき合うこと。」です。

わかりやすく言えば、「他の人の行動に付き合うことや、それで利益を得ること」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・俊介が煙草に火をつけると、私もお相伴しようといって藤間も煙草を取ってきた。(出典:東野圭吾『レイクサイド』)

・ぼくのお相伴をするために、徹夜してくれると約束するかい?(出典:シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(上)』)

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類語

追随(ついずい)
意味:あとから追いしたがうこと。(出典:日本国語大辞典)

おこぼれ
意味:他人が手をつけたあとに残っているもの。(出典:デジタル大辞泉)

従う(したがう)
意味:後ろについて行く。あとに続く。(出典:デジタル大辞泉)

漁夫の利(ぎょふのり)
意味:他人の争いごとに乗じて、何の苦もなく得る利益。(出典:ことわざを知る辞典)

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