センチメンタル
「センチメンタルジャーニー」などのように使う「センチメンタル」という言葉。
英語では「sentimental」と表記します。
「センチメンタル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「センチメンタル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
センチメンタルの意味
「センチメンタル」には次の意味があります。
・感じやすく涙もろいさま。感傷的。(出典:デジタル大辞泉)
感情が動かされやすいことを表しており、決してネガティブな言葉というわけではありません。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私がセンチメンタルになった理由の一つは、やはり体工合のせいだった。
(出典:小田実『何でも見てやろう』)
・ぼくは、年の割に、妙にセンチメンタルな気分でこう考えたのを覚えている。
(出典:コニイ『ハローサマー、グッドバイ』)
・犬の交尾というものに私は感動し、センチメンタルになっていたのであろう。
(出典:安岡章太郎『犬をえらばば』)
・さまざまの甘やかな会話が再現され、センチメンタルな場面が描写される。
(出典:シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(上)』)
・そんな彼を見て女は彼の手を自分の懐にいれて、センチメンタルなのね。
(出典:織田作之助『雨』)
類語
・感傷的(かんしょうてき)
意味:感情を動かされやすく、何かにつけて涙もろくなっているさま。センチメンタル。(出典:デジタル大辞泉)
・多情多感(たじょうたかん)
意味:感情が豊かで感受性の鋭いさま。(出典:デジタル大辞泉)
・浪花節的(なにわぶしてき)
意味:言動や考え方が義理人情を重んじ、通俗的で情緒的であるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・エモーショナル
意味:感情に動かされやすいさま。感情的。(出典:デジタル大辞泉)
・ウエット
意味:情にもろいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)