人件費
「人件費を削減する」などのように使う「人件費」という言葉。
「人件費」は、音読みで「じんけんひ」と読みます。
「人件費」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「人件費」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
人件費の意味
「人件費」には次の意味があります。
・人の労働に対して支払われる費用。給料・手当など。(出典:デジタル大辞泉)
「人件費を削減する」は「給料や手当などを削減する」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一月の人件費にも足りない金で図書館の選書とカードができるのである。
(出典:中井正一『図書館法と出版界』)
・新しい号が出るのは楽しいが、紙代、印刷代、人件費など費用がかかる。
(出典:星新一『明治・父・アメリカ』)
・つまり、日本では途中の人件費のしめる率と額が、高すぎるのである。
(出典:荻昌弘『男のだいどこ』)
・豊田 技術力がほぼ日本に近くて、しかも人件費が安いということですね。
(出典:星新一『きまぐれ体験紀行』)
・われわれは、わずかな人件費でこの船を運用しておりましてね。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 18 外伝3/暗黒星雲突破!』)
類語
・経費(けいひ)
意味:一定している平常の費用。また、物事を行うのに必要な費用。(出典:デジタル大辞泉)
・支出(ししゅつ)
意味:一定の目的のために金銭や物品を支払うこと。また、その金品。支払い。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・コスト
意味:費用。経費。特に、商品の生産に要する費用。生産費。原価。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・賃金(ちんぎん)
意味:労働の対価として労働者に支払われる金銭。賞与などのほか、実物賃金も含む。(出典:デジタル大辞泉)
・支払い(しはらい)
意味:品物やサービスなどに対して、金銭を払い渡すこと。(出典:デジタル大辞泉)