恒例
「新春恒例の歌会」などのように使う「恒例」という言葉。
「恒例」は、音読みで「こうれい」と読みます。
「恒例」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「恒例」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
恒例の意味
「恒例」には次の意味があります。
・物事が、きまったやりかたで行なわれること。多く、儀式や行事がきまった月日やきまった方式で行なわれることについていう。また、その儀式や行事。(出典:)
いつも決まって行われることを意味します。
古くは「ごうれい」とも発音したそうです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・継続こそ力なりとか言った直後に恒例の名言をやめようとしているのだ。
(出典:葵せきな『生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2』)
・彼の銀行では年一回、家族同伴の社員旅行をするのが恒例となっている。
(出典:森村誠一『密閉山脈』)
・この時期になると始まり出す、恒例の「投票宣言」が行われ出したのだ。
(出典:嵩夜あや『乙女はお姉さまに恋してる 櫻の園のエトワール』)
・体育祭の前の体育は競技種目の練習時間になってしまうのが恒例だった。
(出典:小野不由美『十二国記 魔性の子』)
・夜ごと行われている恒例の豪勢なパーティーのひとつにすぎないのだ。
(出典:高千穂遙『クラッシャージョウ・シリーズ(全13巻) 2 撃滅!宇宙海賊の罠』)
類語
・習慣(しゅうかん)
意味:長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。(出典:デジタル大辞泉)
・慣例(かんれい)
意味:り返し行われて習慣のようになった事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・習わし(ならわし)
意味:しきたり。習慣。風習。(出典:デジタル大辞泉)
・例のごとく(れいのごとく)
意味:いつもの通り。いつものように。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・仕来り(しきたり)
意味:昔からの習慣。ならわし。慣例。(出典:デジタル大辞泉)