追求
「学問を追求する」などのように使う「追求」という言葉。
「追求」は、音読みで「ついきゅう」と読みます。
「追求」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「追求」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
追求の意味
「追求」には次の意味があります。
・目的を達するまでどこまでも追いかけ求めること。追尋(ついじん)。ついく。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「学問を追求する」は「学問をどこまでも追いかけ求めること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・女性も男性と同様に世の中へ出て能力の追求をする世の中になったのよ。
(出典:森村誠一『致死家庭』)
・彼は五百光年の距離と三千年の客観時間にわたってそれを追求してきた。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)
・痛みの伴う愛を追求し続ける事は、やはり、私にはできなかったからだ。
(出典:井形慶子『ときどきイギリス暮らし』)
・物質の科学ばかりが繁栄し、心の科学の追求がどうも遅れているようだ。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)
・いつわりなく社会の現実を追求して、それを発展させる力をもつ学問を。
(出典:宮本百合子『道標』)
類語
・求める(もとめる)
意味:得ようとしてさがす。(出典:デジタル大辞泉)
・欲する(ほっする)
意味:欲しいと思う。願う。望む。(出典:デジタル大辞泉)
・望む(のぞむ)
意味:物事がこうであればいい、自分としてはこうしたい、こうなりたい、また、なんとか得られないものかなどと、心に思う。(出典:デジタル大辞泉)
・渇望(かつぼう)
意味:のどがかわいて水を欲するように、切実に希望すること。心から望むこと。切望。熱望。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・熱望(ねつぼう)
意味:熱心に望むこと。切望。(出典:デジタル大辞泉)