天真爛漫
「天真爛漫な人」などのように使う「天真爛漫」という言葉。
「天真爛漫」は、音読みで「てんしんらんまん」と読みます。
「天真爛漫」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「天真爛漫」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
天真爛漫の意味
「天真爛漫」には次の意味があります。
・飾ったり気どったりせず、ありのままであること。無邪気で、ほほえましくなるようなさま。(出典:デジタル大辞泉)
「天真爛漫な人」で「飾らず無邪気な人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・けれど何より私は彼の天真爛漫さに救われることが多いのだ。
(出典:山本文緒『プラナリア』)
・大人のような気遣いをするかと思えば、開けっぴろげで、天真爛漫なのであった。
(出典:赤江瀑『正倉院の矢』)
・天真爛漫ともいえる笑顔がチャームポイントだったはずなのに、物思いに沈んだような表情を見せることが多くなった。
(出典:東野圭吾『殺人の門』)
・かといって決して驕慢なわけではなく、箱入娘の天真爛漫がそうさせるのである。
(出典:森村誠一『大都会』)
・それはむしろこの友人を持つことを誇る、天真爛漫な顔であった。
(出典:山田風太郎『明治波濤歌(上) 山田風太郎明治小説全集 9』)
類語
・純真(じゅんしん)
意味:心にけがれやいつわりがなく、純粋で清らかな・こと(さま)。(出典:大辞林 第三版)
・あどけない
意味:(子供の態度、様子などが)無心で愛らしい。 (出典:精選版 日本国語大辞典)
・無邪気(むじゃき)
意味:素直で悪気がないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・清純(せいじゅん)
意味:清らかで素直なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・天衣無縫(てんいむほう)
意味:性格が無邪気で飾り気がない・こと(さま)。(出典:大辞林 第三版)