清廉潔白
「彼は清廉潔白だ」などのように使う「清廉潔白」という言葉。
「清廉潔白」は、音読みで「せいれんけっぱく」と読みます。
「清廉潔白」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「清廉潔白」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
清廉潔白の意味
「清廉潔白」には次の意味があります。
・心が清くて私欲がなく、後ろ暗いところのないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「清廉潔白」は「心が清く、やましい点や私利私欲が無いこと」を表します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・おれのどこに、過去や未来の夢にたちむかえるような清廉潔白さがある?
(出典:古川日出男『アラビアの夜の種族1』)
・この地位につくまで、政治というのは、清廉潔白でなければならぬと考えていた。
(出典:西村京太郎『無明剣、走る』)
・いかに清廉潔白の人であっても、避けることのできない末路だった。
(出典:冲方丁『光圀伝』)
・わたしはいつも清廉潔白には、偽善の下地が隠されていると思っていたがね。
(出典:バルザック/佐藤朔訳『従妹ベット(下)』)
・だがわが胸の内は常に清廉潔白、 王への忠誠心にはいささかの曇りもない。
(出典:シェイクスピア/大山俊一訳『マクベス』)
類語
・品行方正(ひんこうほうせい)
意味:おこないがきちんとして正しいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・謹厳実直(きんげんじっちょく)
意味:つつしみ深くまじめで正直であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・青天白日(せいてんはくじつ)
意味:心にいささかも後ろ暗いところがないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・清廉(せいれん)
意味:心が清らかで私欲がないこと。また、そのさま。廉潔。(出典:デジタル大辞泉)
・潔白(けっぱく)
意味:心や行いがきれいなこと。後ろ暗いところがないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)