懸賞
「懸賞に当たった」などのように使う「懸賞」という言葉。
「懸賞」は、音読みで「けんしょう」と読みます。
「懸賞」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「懸賞」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
懸賞の意味
「懸賞」には次の意味があります。
・問題の正解者、優秀な作品をつくった人、捜し物を見つけ出した人などに与えるという条件で、賞品や賞金を提供すること。また、その賞。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「懸賞」をわかりやすく言うと「優れた人に品物やお金を与えること。また、その物やお金」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・所がいつ頃からか、彼は雑誌や新聞の懸賞に応募することを覚え出した。
(出典:外村繁『打出の小槌』)
・懸賞募集にもっていったのだから、当然完成した作品だったのだろう。
(出典:岩城宏之『棒ふりの控室』)
・いまのところぼくたちは、五万ドルの大懸賞に望みをかけています。
(出典:カポーティ/龍口直太郎訳『ティファニーで朝食を』)
・あんたを捕えたものには、三万の懸賞金と、皇帝の宮殿の中での高い地位。
(出典:フィリップ・J・ファーマー『階層宇宙シリーズ 3 階層宇宙の危機』)
・それ以来、私は懸賞ハガキを送るたびに、この二つのジンクスを守った。
(出典:群ようこ『無印おまじない物語』)
類語
・褒美(ほうび)
意味:ほめて与える金品。褒賞。(出典:デジタル大辞泉)
・褒賞(ほうしょう)
意味:ほめたたえること。また、その印として与える品物。褒美。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・賞金(しょうきん)
意味:賞として与える金銭。ほうびの金。また、くじなどにあたった人に与えられる金銭。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・駄賃(だちん)
意味:使い走りなどの簡単な雑用に対して与える金品。(出典:デジタル大辞泉)
・恩賞(おんしょう)
意味:功績のあった者に対し、褒美ほうびとして主君が金品・地位・領地などを与えること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)