謀略
「謀略をめぐらす」などのように使う「謀略」という言葉。
「謀略」は、音読みで「ぼうりゃく」と読みます。
「謀略」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「謀略」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
謀略の意味
「謀略」には次の意味があります。
・人をあざむくようなはかりごと。 (出典: デジタル大辞泉)
つまり、人をおとしいれるために練られた計画を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・加藤家を家康の謀略から守るためには、今となっては他に方策はない。
(出典: 五味康祐『刺客(せっかく)』)
・今回の話が伝統派による謀略ではないと確認できただけで彼としては十分だった。
(出典: 佐島勤『魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編』)
・今回は信長にしては珍しく、味方をも巻き込んで、手の込んだ謀略を用いた。
(出典: 池宮彰一郎『本能寺(上)』)
・だが、彼女の口からもれてくるのは、黒々とした謀略のことばである。
(出典: 勝目梓『夜のエージェント』)
・何もないところに謎や謀略の影が見えているのだ。
(出典: 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その2』)
類語
・陰謀 (いんぼう)
意味: ひそかにたくらむ悪事 (出典: デジタル大辞泉)
・謀計 (ぼうけい)
意味: 相手をだます計略 (出典: デジタル大辞泉)
・企み (たくらみ)
意味: たくらむこと (出典: デジタル大辞泉)
・悪巧み (わるだくみ)
意味: 悪い計画 (出典: デジタル大辞泉)
・策動 (さくどう)
意味:策略をめぐらして行動すること (出典: 精選版 日本国語大辞典)