単価
「原価をもとに単価を設定する」などのように使う「単価」という言葉。
「単価」は、音読みで「たんか」と読みます。
「単価」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「単価」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
単価の意味
「単価」には次の意味があります。
・製品・商品一個・一キログラム・一リットルなどの単位当たりの価格。(出典:精選版 日本国語大辞典)
製品1個あたり、もしくは1単位あたりの価格を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・おれだって、仕事出しながらこんな単価でよくやるよなあって思うもん。
(出典:奥田英朗『最悪』)
・下請けはこんな金は出さなかったが、その分工事単価を切り詰められた。
(出典:水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』)
・それが一点単価なる制度に結びついていることは明らかではないか。
(出典:なだいなだ『クレージイ・ドクターの回想』)
・単価一八万円の命など壊れた所でいくらでも替えが利くと本気で信じている。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第3巻』)
・チップがつかない上に、単価が西ベルリンのそれの半分にも達しなかった。
(出典:柏原兵三『徳山道助の帰郷』)
類語
・価格(かかく)
意味:物の価値を貨幣で表わしたもの。値段。あたい。ね。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・値段(ねだん)
意味:売買されるときの金額。あたい。価格。(出典:デジタル大辞泉)
・値(ね)
意味:物が売買されるときの金額。値段。あたい。価格。(出典:デジタル大辞泉)
・物価(ぶっか)
意味:諸商品の価格を総合的にみたもの。売買する品物の値段。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・価(あたい)
意味:物の値打ち。価値。(出典:デジタル大辞泉)