留学
「留学生」「駅前留学」「語学留学」といった言葉でおなじみの「留学」という言葉。
読み方は「留まり(とどまり)」「学(まなぶ)」と書いて「りゅうがく」です。
誰もが憧れる「留学」。
日本においては607年に聖徳太子が小野妹子を中国(隋)に派遣した「遣隋使(けんずいし)」が留学第1号と言われています。
この記事では「留学」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながらわかりやすく解説していきます。
留学の意味
留学には次の意味があります。
・他の土地、特に外国に在留して学ぶこと。(出典:大辞林)
「留学」を分かりやすく言うと「普段の活動場所から離れたところ、特に海外に行って一定期間住みながら語学や技術などの習得のために学ぶこと」です。
例えば、「イギリスで1年間の留学経験を持つ」という場合は「イギリスに住みながら語学や技術などの習得のために学んだ経験を持つ」といった意味になります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・一九八三年あたりを境に、高校や大学への野球留学が徐々に減り始めた。 各地の普通の学校で、大勢のこどもたちがのびのびと野球をやるようになった。(出典:赤瀬川隼『球は転々宇宙間』)
・父は続けてそう言った。 そこまで言われてやっと、父が留学のことを言っているのだと理解した。 二週間ほど前、筒井はアメリカの高校に一年間留学してみたいと父に告げていた。(出典:吉田修一『春、バーニーズで』)
・学生時代はロンドンに留学したいと本気で考えていたこともある。(出典:林真理子『ピンクのチョコレート』)
・セリナ嬢は、日本文学を研究しようというので、留学まる一年目になる。(出典:池波正太郎『わたくしの旅 (池波正太郎未刊行エッセイ集2)』)
・でも、一つだけ決心したことがある。試験を受けたけれど悩んでいた短期留学は、正式に受けようということ。(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス11 インパクト・ガールズ』)