備蓄
「食糧を備蓄する」などのように使う「備蓄」という言葉。
「備蓄」は、音読みで「びちく」と読みます。
「備蓄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「備蓄」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
備蓄の意味
「備蓄」には次の意味があります。
・将来や万一の場合にそなえてたくわえておくこと。また、そのたくわえ。(出典:デジタル大辞泉)
「備蓄」は緊急時に備えて食糧などを多めに買って保存しておく際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかも、海軍はそういう信頼性の高い部品を大量に備蓄していた。
(出典:中川靖造『海軍技術研究所』)
・石油の備蓄は現在二年分ございますが、戦争となれば一年半で消費してしまいます。
(出典:半藤一利『指揮官と参謀 コンビの研究』)
・そうやっていざという時のための備蓄をしているんですよ。
(出典:海堂尊『チーム・バチスタの栄光(下)』)
・弾薬の備蓄は充分だったが、それも激しい戦闘で、すでに半分を消費している。
(出典:池上司『八月十五日の開戦』)
・その別荘に残されていたシーツ類や備蓄食糧を当然のこととして消費してしまっていた。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
類語
・貯蔵(ちょぞう)
意味:物を蓄えておくこと。ためておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・蓄蔵(ちくぞう)
意味:たくわえて、しまっておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・蓄え(たくわえ)
意味:たくわえておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・常備(じょうび)
意味:いつも用意しておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・ストック
意味:ためておくこと。蓄えておくこと。(出典:デジタル大辞泉)