強運
「強運の持ち主」などのように使う「強運」という言葉。
「強運」は、音読みで「きょううん」と読みます。
「強運」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「強運」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
強運の意味
「強運」には次の意味があります。
・運が強いこと。また、強い運勢。(出典:デジタル大辞泉)
「運」とは「人の身の上にめぐりくる幸・不幸を支配する、人間の意志を超越したはたらき。(出典:デジタル大辞泉」のことであり、「強運」は、本来どうにもならないことを高い確率で引き当てることであるといえます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女はこの若者が持つ一種の強運のようなものに愛着を抱いていたのだ。
(出典:バルザック・オノレ・ド『ゴリオ爺さん』)
・ユリシーズ号は強運の艦であり、自分はそれに乗ってきたのではないか。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 8 乱離編』)
・どんなに強運を持って生まれてきた者でさえ、サマンサには敵わない。
(出典:池上永一『レキオス』)
・偶然と強運に支えられた結果で、祝われる度に気恥ずかしさも募るけど。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第3巻』)
・本人は後にこのことを、運命がひっくり返るほどの強運だったと述懐してる。
(出典:竜騎士07『うみねこのなく頃に Episode 1 – The Legend of the Golden Witch [A3879D13]』)
類語
・幸運(こううん)
意味:運がよいこと。めぐりあわせがよいさま。しあわせ。(出典:デジタル大辞泉)
・ラッキー
意味:運のよいさま。また、縁起のよいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・僥倖(ぎょうこう)
意味:思いがけない幸い。偶然に得る幸運。(出典:デジタル大辞泉)
・付き(つき)
意味:好運。(出典:デジタル大辞泉)
・不幸中の幸い(ふこうちゅうのさいわい)
意味:不幸な出来事の中でせめてもの救いとなること。(出典:デジタル大辞泉)