挙行
「卒業式が挙行された」などのように使う「挙行」という言葉。
「挙行」は、音読みで「きょこう」と読みます。
「挙行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「挙行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
挙行の意味
「挙行」には次の意味があります。
・儀式や行事などをとり行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「挙行」をわかりやすく言うと「卒業式や記念式典などの行事を行うこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・八日後に結婚式は挙行されたが、二人の兄は出席することを承知しなかった。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『恋のかけひき』)
・そのパレードは、公式なものとして挙行されるとのことであった。
(出典:眉村卓『不定期エスパー3』)
・そこで、皇帝は全遠征の勝利をまとめて祝う一大凱旋式をローマで挙行した。
(出典:酒井傳六『古代女王ものがたり』)
・端午の節句には三人の人手をかりて厳かな凧上げ式を挙行したものである。
(出典:牧野信一『鱗雲』)
・その午後、故人の所属してゐた教会堂で、ささやかな告別式が挙行された。
(出典:佐佐木茂索『ある死、次の死』)
類語
・開催(かいさい)
意味:集会、会議などを開くこと。展覧会、博覧会など催し物を行なうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・執行(しっこう)
意味:とりおこなうこと。実際に行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・励行(れいこう)
意味:決めたこと、決められたことをその通りに実行すること。(出典:デジタル大辞泉)
・断行(だんこう)
意味:困難や反対を押しきって強い態度で実行すること。(出典:デジタル大辞泉)
・手を下す(てをくだす)
意味:しはじめる。手をつける。着手する。(出典:精選版 日本国語大辞典)