支給
「交通費の支給あり」などのように使う「支給」という言葉。
「支給」は、音読みで「しきゅう」と読みます。
「支給」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「支給」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
支給の意味
「支給」には次の意味があります。
・金銭・物品を、給与・給付として払い渡すこと。(出典:デジタル大辞泉)
「支給」の「支」は助けることや、支える。何かを維持するなどの意味があります。「給」には、何かを与えるなどの意味があるので上記の意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・特別配給食がなんの断わりもなく支給されたそうだが、どういうことだ?
(出典:アン・マキャフリイ『クリスタル・シンガー(全2巻) 1 クリスタル・シンガー』)
・監察医にもこの作業服が支給されていたが、とても着られたものではない。
(出典:上野正彦『死体は告発する』)
・これは作業の一つで、作業賃は一日十銭から十二銭までが支給される。
(出典:北条民雄『癩院記録』)
・自然のなかでの生活を想像したが、あれは政府から支給された金か。
(出典:星新一『きまぐれ学問所』)
・この間に、ロバートの母親は月約三百ドルを彼に支給することを決めた。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『日はまた昇る』)
類語
・交付(こうふ)
意味:役所や機関などが、一定の手続きをふんだ人に金銭を供与したり書類などを発行したりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・給付(きゅうふ)
意味:金品を支給・交付すること。(出典:デジタル大辞泉)
・追給(ついきゅう)
意味:給与などをあとから追加して支給すること。また、その給与。(出典:デジタル大辞泉)
・受給(じゅきゅう)
意味:給与、年金、配給などをうけること。(出典:デジタル大辞泉)
・配給(はいきゅう)
意味:品物などを一定の割合でめいめいに配ること。(出典:デジタル大辞泉)