都市伝説
「その話はあくまでも都市伝説である」などのように使う「都市伝説」という言葉。
「都市伝説」は、音読みで「としでんせつ」と読みます。
「都市伝説」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「都市伝説」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
都市伝説の意味
「都市伝説」には次の意味があります。
・都市化の進んだ現代において口承されている話。出所が明確でなく、多くの人に広まっている噂話。(出典:デジタル大辞泉)
都市伝説とは、何万人もの人々を巻き込みながら延々と続く伝言ゲームのようなものです。
あくまでも噂話として口承されているものなので、信じるか信じないかは自分次第です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・整備の神様・原素子は、今では整備員の間では一種の都市伝説となっていた。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 14-山口防衛戦3』)
・都市伝説で記事を書くなら、死のきっかけは身近なものであるべきだという点だ。
(出典:米澤穂信『満願』)
・留吉さん、その都市伝説、何年か前からまた流行ってるの、知ってます?
(出典:山本弘『妖魔夜行 悪夢ふたたび』)
・でも、あたし、それって都市伝説みたいなものだと思ってたんだ。
(出典:恩田陸『夜のピクニック』)
・河岸を変えたのか、それとも彼女は女子高生の間だけの都市伝説だったのか。
(出典:奈須きのこ『空の境界 未来福音』)
類語
・作り話(つくりばなし)
意味:ないことをいかにも本当らしく作った話。また、事実ではなく想像で作った話。(出典:デジタル大辞泉)
・噂話(うわさばなし)
意味:世間の物事や人の身の上についての話。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・風説(ふうせつ)
意味:世間にひろまっているうわさ。(出典:デジタル大辞泉)
・口承(こうしょう)
意味:口から口へと語り伝えること。(出典:デジタル大辞泉)
・空言(くうげん)
意味:根拠のないうわさ。(出典:デジタル大辞泉)