豪奢
「豪奢な暮らし」などのように使う「豪奢」という言葉。
「豪奢」は、音読みで「ごうしゃ」と読みます。
「豪奢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「豪奢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
豪奢の意味
「豪奢」には次の意味があります。
・非常にぜいたくで、はでなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「豪」は「並はずれる」、「奢」は「ぜいたくをする」を意味する漢字です。
「豪奢」を分かりやすく言うと「並はずれてぜいたくなこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・秀吉は、この様な豪奢な生活をする資金の獲得の為、外国貿易を奨励した。
(出典:菊池寛『二千六百年史抄』)
・豪奢な部屋の様子が描かかれているだけで、誰の姿も写しとられていない。
(出典:喬林知『今日からマ王 第6巻 「きっとマのつく陽が昇る!」』)
・豪奢としかいいようのない寝室には、円形の大ベッドが備えられていた。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター09d D-蒼白き堕天使4』)
・どんな店に行くのかと思っていると、豪奢な木のドアを押して中へ入った。
(出典:半村良『回転扉』)
・煙のなかに去りゆくものは、祖先のまぼろしと豪奢な一時代の夢だった。
(出典:吉川英治『松のや露八』)
類語
・豪華(ごうか)
意味:ぜいたくで、はでなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・華奢(きゃしゃ)
意味:上品ではなやかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・豪勢(ごうせい)
意味:並み外れてぜいたくなこと。景気がよく、派手なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・栄華(えいか)
意味:権力や財力によって世に時めき、栄えること。また、ぜいたくをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・贅沢(ぜいたく)
意味:必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと(出典:デジタル大辞泉)