奪取
「レギュラーのポジションを奪取する」などのように使う「奪取」という言葉。
「奪取」は、音読みで「だっしゅ」と読みます。
「奪取」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「奪取」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
奪取の意味
「奪取」には次の意味があります。
・奪い取ること。力ずくで取ること。(出典:デジタル大辞泉)
「奪取」という言葉をわかりやすく言うと、「他人のものを無理やり奪い取ること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どうやら彼は、強行突撃によって彼女を奪取しようとでも思ったらしい。
(出典:ゴーゴリ/工藤精一郎訳『死せる魂』)
・万一にも不逞の浪士たちが、奪取を図るようなことがあっては一大事だ。
(出典:南條範夫『山岡鉄舟(二)』)
・彼らは二度めの攻撃で村を奪取し、敵の歩兵を丘の上まで追いあげた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/乾野実歩訳『リシャール大尉』)
・それを奪取出来ぬかという秘命が下されたのはもう一年ほど前のことであった。
(出典:山田風太郎『忍法鞘飛脚』)
・どうやら、ヘリ奪取に成功した気配の後につづいた爆発音と震動である。
(出典:森村誠一『黒い墜落機(ファントム)』)
類語
・強奪(ごうだつ)
意味:暴力や脅迫などで、強引に奪い取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・略奪(りゃくだつ)
意味:暴力的にうばい取って自分のものにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・奪略(だつりゃく)
意味:力ずくで奪い取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・略取(りゃくしゅ)
意味:力ずくで奪い取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・奪回(だっかい)
意味:奪いかえすこと。とりもどすこと。(出典:デジタル大辞泉)