金欠
「俺はいつも金欠だよ」などのように使う「金欠」という言葉。
「金欠」は、音読みで「きんけつ」と読みます。
「金欠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「金欠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
金欠の意味
「金欠」には次の意味があります。
・金銭がなくなること。金銭をもっていないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
お金がなく(または少なく)、困っている状況を端的に訴える言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・貰いものでなければ、この年中金欠男が手にできるようなものではない。
(出典:安井健太郎『ラグナロク 第1巻 黒き獣』)
・金欠というのが私たちのつけているバッジであるような時代だった。
(出典:本間千枝子『アメリカの食卓』)
・すぐにでも何かを買って食べたかったのだが、運悪く極度の金欠でもあった。
(出典:森博嗣『瀬在丸紅子シリーズ-第1巻-黒猫の三角』)
・おかげで以後三年間、野盗や大巨獣の被害はゼロだが、村は万年金欠病だ。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター2 風立ちて“D”』)
・今だって金はないが、あの頃はもっとひどい金欠病だったから、買いたいものも買わずにがまんするようにしていた。
(出典:R・E・ハワード『風雲児コナン』)
類語
・金詰まり(かねづまり)
意味:金銭のやりくりがつかなくなること。資金が欠乏すること。(出典:デジタル大辞泉)
・手詰まり(てづまり)
意味:施すべき手段・方法がなくて困ること。特に、金銭の工面に困ること。(出典:デジタル大辞泉)
・火の車(ひのくるま)
意味:経済状態がきわめて苦しいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・手元不如意(てもとふにょい)
意味:家計が苦しく金がないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・一文無し(いちもんなし)
意味:全くお金を持っていないこと。また、その人。無一文。文なし。(出典:デジタル大辞泉)