盛況
「今回のイベントは大盛況だった」などのように使う「盛況」という言葉。
「盛況」は、音読みで「せいきょう」と読みます。
「盛況」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「盛況」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
盛況の意味
「盛況」には次の意味があります。
・催し物に多くの人が集まって、盛んなようす。(出典:デジタル大辞泉)
「盛況」という言葉をわかりやすく言うと、「大変賑わっている状態」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・平市で開催した時には千五百名という盛況で、会場に入れない者まででた。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)
・百歳以上の人口は二〇〇一年になんと一万五四七五人という盛況ぶりである。
(出典:斉藤茂太『「まさか」の人に起こる異常心理』)
・交通の便と天候の悪さを考慮すれば、大盛況の部類に入るのではないか。
(出典:法月綸太郎『生首に聞いてみろ』)
・一九七〇年秋に京都で開かれたときも、参加者約五〇〇名という盛況であった。
(出典:堀淳一『物理の風景―数理物理学者の見た世界』)
・外来診療は盛況らしく、自動ドアの玄関を患者たちが頻繁に出入りする。
(出典:樋口有介『枯葉色グッドバイ』)
類語
・繁栄(はんえい)
意味:豊かにさかえること。さかえて発展すること。(出典:デジタル大辞泉)
・活況(かっきょう)
意味:商売・株式市場などの景気がよく、活気のあるようす。(出典:デジタル大辞泉)
・好況(こうきょう)
意味:状況のよいこと。特に、景気のよいこと。景気循環の一局面で、拡張過程における繁栄期。(出典:デジタル大辞泉)
・好景気(こうけいき)
意味:景気のよいこと。経済活動が活発で金まわりがよいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・繁盛(はんじょう)
意味:にぎわい大いに栄えること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)