決行
「雨天決行」などのように使う「決行」という言葉。
「決行」は、音読みで「けっこう」と読みます。
「決行」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「決行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
決行の意味
「決行」には次の意味があります。
・思い切って実行すること。（出典：デジタル大辞典）
「決行」をわかりやすくいうと「困難があったとしても思い切って決めたことを行うこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・友人もぼくも脱走計画を決行していたかもしれないからね。
（出典：バローズ『地底世界ペルシダー』）
・明日はこの手紙を持って隣の村へ行き、ケニヤ山の登山を決行するのだ。
（出典：植村直己『青春を山に賭けて』）
・決行の日がいつになるかわからないけれど、全力を尽くすつもりでいる。
（出典：宮部みゆき『レベル7』）
・ところが、決行直前に計画は漏れた。
（出典：駒田信二『中国妖姫伝』）
・父は全く母の最後の希望を満すためにこの身分不相応の旅行を決行したのであった。
（出典： 宮本百合子 『母』）
類語
・実行（じっこう）
意味：実際に行うこと。（出典：デジタル大辞典）
・実施（じっし）
意味：法律・計画などを実際に行うこと。（出典：デジタル大辞典）
・断行（だんこう）
意味：困難や反対を押しきって強い態度で実行すること。（出典：デジタル大辞典）
・強行（きょうこう）
意味：無理を押しきって強引に行うこと。（出典：デジタル大辞典）
・敢行（かんこう）
意味：悪条件を押し切って行うこと。無理を承知で思い切って行うこと。（出典：デジタル大辞典）
