極まりない
「危険極まりない」などのように使う「極まりない」という言葉。
「極まりない」は、訓読みで「きわまりない」と読みます。
「極まりない」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「極まりない」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
極まりないの意味
「極まりない」には次の意味があります。
・この上なくはなはだしい。(出典:デジタル大辞泉)
「○○極まりない」と使うことが多いです。
「危険極まりない」で「この上なく危険である」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・俺の視線を感じるのか、恥ずかしさ 極まりないといった感じだ。
(出典:きゃんでぃそふと『つよきすACT E』)
・危険極まりないスピードで飛び去ってはいなかった。
(出典:クラーク『都市と星』)
・しかしそのたびに離れた水道栓まで戻っているのでは非効率極まりない。
(出典:川原礫 『アクセル ワールド』)
・我々は、ありようが実に普通極まりないものを、真面目に取り合おうとはしない。
(出典:コナン・ドイル『同一事件』)
・この時に当つて画家はいふ「自然の美は極まりない」。
(出典:有島 武郎『 描かれた花』)
類語
・限り無い(かぎりない)
意味:程度がはなはだしい。ひと通りでない。(出典:デジタル大辞泉)
・想像を絶する(そうぞうをぜっする)
意味:想像をはるかに超えているさま。想像しているよりもずっと程度が甚だしいさま。苦労や努力、災害における被害などについて言うことが多い表現。(出典:デジタル大辞泉)
・過酷(かこく)
意味:厳しすぎるさま。ひどすぎるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・とんでもない
意味:もってのほかである。(出典:デジタル大辞泉)
・もってのほか
意味:予想を越えて程度がはなはだしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)