バランス
「バランスをとる」などのように使う「バランス」という言葉。
「バランス」は、英語では「Valence」と表記します。
「バランス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「バランス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
バランスの意味
「バランス」には次の意味があります。
・釣り合い。均衡。また、調和。(出典:デジタル大辞泉)
釣り合っていることや調和していることを「バランスがとれている」と言います。
また、「バランス」は特に「収支や貸借のつり合い」という意味で会計の分野で使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・顔が小さく、足がきれいで、首すじから肩へのバランスがとれている。
(出典:小堺昭三『カメラマンたちの昭和史』)
・なんとか彼は自分の精神のバランスを保とうとしていた。
(出典:吉村達也『ついてくる』)
・バレーの経験があるせいか、バランスのとりかたは上達が早い。
(出典:ハインライン『動乱2100』)
・四五度以上回転させれば機体はバランスを失い転倒する。
(出典:はままさのり『青の騎士 ベルゼルガ物語 1』)
・イタリア降伏は軍事上のバランスが崩壊することでもあった。
(出典:保阪正康『東條英機と天皇の時代(下) 日米開戦から東京裁判まで』)
類語
・釣り合い(つりあい)
意味:つりあうこと。かねあい。調和。均衡。バランス。(出典:デジタル大辞泉)
・平衡(へいこう)
意味:物体が力学的につり合いの状態にあること。転じて、物事が一方にかたよらないで安定を保っていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・平均(へいきん)
意味:ほどよくつりあうこと。均衡。平衡。バランス。(出典:デジタル大辞泉)
・均衡(きんこう)
意味:二つまたはそれ以上の物事の間で、力や重さなどの釣り合いがとれていること。バランス。(出典:デジタル大辞泉)
・調和(ちょうわ)
意味:全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。また、そのつりあい。(出典:デジタル大辞泉)