吟醸
「吟醸酒」などのように使う「吟醸」という言葉。
「吟醸」は、音読みで「ぎんじょう」と読みます。
「吟醸」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「吟醸」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
吟醸の意味
「吟醸」には次の意味があります。
・原料をよく吟味して、酒、醤油などを丁寧に醸造すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「吟醸」をわかりやすく言うと「酒などを丁寧に造る」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・吟醸といえば、わたくしのいままで飲んだ酒のなかで、最高のものがあるんですよ。
(出典:北川広二『旨い地酒が飲みたい』)
・水のような吟醸酒を造るのも大変だけど、吟醸酒のような水が造られるのも大変なことである。
(出典:赤瀬川原平『老人力 全一冊』)
・呉氏は喜んで吟醸の銘酒を手に現れた。
(出典:倉橋由美子『倉橋由美子の怪奇掌篇』)
・せっかくの吟醸、台無しにしよってん!
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 3 祟殺し編』)
・我慢のできなくなった薩摩焼酎が菊の露とマッコリと灘の生一本と立山の超特大吟醸と浦霞と天狗舞を引き連れて煉瓦街に殴り込みをかけた。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
類語
・醸造(じょうぞう)
意味:発酵作用を応用して、酒、味噌、醤油などをつくること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・醸成(じょうせい)
意味:原料を発酵させて酒や醤油などをつくること。(出典:デジタル大辞泉)
・酒造(しゅぞう)
意味:酒をつくること。(出典:デジタル大辞泉)
・製造(せいぞう)
意味:原料に手を加えて製品にすること。(出典:デジタル大辞泉)
・造酒(ぞうしゅ)
意味:酒を醸造すること。(出典:デジタル大辞泉)