図書
「図書の購入を依頼する」などのように使う「図書」という言葉。
「図書」は、音読みで「としょ」と読みます。
「図書」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「図書」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
図書の意味
「図書」には次の意味があります。
・書籍。書物。本。ずしょ。(出典:デジタル大辞泉)
基本的に「図書」は「本」や「書籍」と同じ意味で使われますが、「知識を伝えるための本」という意味のように、「教育的な本」というニュアンスが含まれる場合もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・図書委員を務めており、よく言えば真面目な、悪く言えば地味な生徒だ。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空3』)
・私のは、特殊な専門図書ですから、金には換算できないものがあるのです。
(出典:坂口安吾『水鳥亭』)
・しかしこの頃のように図書が高価では個人で購読することはなかなか容易でない。
(出典:牧野富太郎『植物記』)
・これらの図書が、わたしを地上に結びつけている、唯一のきずななのです。
(出典:ヴェルヌ/村上啓夫訳『海底二万リーグ(上)』)
・だから私はほぼ五年間にわたって、日本で発行される大部分の図書に眼を通していたはずである。
(出典:阿刀田高『まじめ半分』)
類語
・本(ほん)
意味:書籍。書物。(出典:デジタル大辞泉)
・書籍(しょせき)
意味:文章・絵画などを筆写または印刷した紙の束をしっかり綴じ合わせ、表紙をつけて保存しやすいように作ったもの。書物。本。図書。(出典:デジタル大辞泉)
・書巻(しょかん)
意味:書物。書籍。(出典:デジタル大辞泉)
・冊子(さっし)
意味:糸で綴じた本。また、書物一般をいう。(出典:デジタル大辞泉)
・文献(ぶんけん)
意味:研究上の参考資料となる文書・書物。(出典:デジタル大辞泉)