恒星
「巨大な恒星」などのように使う「恒星」という言葉。
「恒星」は、音読みで「こうせい」と読みます。
「恒星」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「恒星」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
恒星の意味
「恒星」には次の意味があります。
・太陽と同様、自ら熱と光を出し、天球上の相互の位置をほとんど変えない星。(出典:デジタル大辞泉)
「恒星」をわかりやすく言うと「自ら光を発し、見かけ上の位置の変化が少ない星」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・音はなにも響かず、恒星の光だけが静かに浮かんでいるようだった。
(出典:梶尾真治『百光年ハネムーン』)
・この霧が中核のまわりに凝縮するとそれが一つの恒星に変るのである。
(出典:寺田寅彦『宇宙の始まり』)
・恒星の爆発は、この空間で行なわれた最後の壮大な愚行の結果だろう。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 1 星界の断章 I』)
・空間ボリュームは恒星ひとつについて平均七十立方光年の広さがあるのだ。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)
・なぜならこの恒星の放射は、可視光よりも近赤外線がはるかに多いのだ。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』)
類語
・惑星(わくせい)
意味:太陽の周囲を楕円軌道を描いて運行する比較的大きな天体。(出典:デジタル大辞泉)
・天体(てんたい)
意味:太陽・恒星・惑星・衛星・彗星(すいせい)・星団・星雲など、宇宙に存在する物体の総称。(出典:デジタル大辞泉)
・彗星(すいせい)
意味:ほとんどガス体(気体)からなる、太陽系の小天体。(出典:デジタル大辞泉)
・衛星(えいせい)
意味:惑星の周りを楕円軌道を描いて公転している天体。(出典:デジタル大辞泉)
・星(ほし)
意味:天体のうち、太陽と地球と月を除いた恒星・惑星・彗星(すいせい)・星団あるいは星座をいう。(出典:デジタル大辞泉)