維新
「維新革命」などのように使う「維新」という言葉。
「維新」は、音読みで「いしん」と読みます。
「維新」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「維新」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
維新の意味
「維新」には次の意味があります。
・ すべてが改まって新しくなること。特に、政治や社会の革新。(出典:デジタル大辞泉)
「維新」には「明治維新」を指す場合もありますが、単語として使う場合はほとんどがこの意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それが御維新と同時に、時が別のものとなった気がしてならぬわ。
(出典:畠中恵『アイスクリン強し』)
・相沢の意志を継いで維新を成功させるのが、自分のつとめだと信じていたのだ。
(出典:荒俣宏『帝都物語3』)
・そして政愛は維新のときに鹿児島に帰属してその後警視庁に勤めている。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・それがために自ら今日の国防に適合する軍隊に維新せねばならぬ。
(出典:石原莞爾『戦争史大観』)
・自分が生まれた時には、すでに維新は終っていたのである。
(出典:夢枕獏『東天の獅子 第一巻 天の巻・嘉納流柔術』)
類語
・革命(かくめい)
意味:物事が急激に発展・変革すること。(出典:デジタル大辞泉)
・改革(かいかく)
意味:従来の制度などを改めてよりよいものにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・改新(かいしん)
意味:物事を改めて新しくすること。(出典:デジタル大辞泉)
・世直し(よなおし)
意味:世の中をよくすること。(出典:デジタル大辞泉)
・クーデター
意味:非合法の武力的奇襲によって政権を奪取すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)