白昼
「白昼堂々行う」などのように使う「白昼」という言葉。
「白昼」は、音読みで「はくちゅう」と読みます。
「白昼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「白昼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
白昼の意味
「白昼」には次の意味があります。
・まひる。ひるなか。(出典:精選版 日本国語大辞典)
白昼は真昼のような明るい時間帯を指します。
テレビやラジオで聞く「白昼堂々」は、昼間でも人目を気にせずに堂々と行うことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この白昼の兇変は瞬間に江戸中に伝わりまして大変な評判になりました。
(出典:国枝史郎『赤格子九郎右衛門』)
・それどころか白昼、愛情に我を忘れてしまったことも二度まであるのだ!
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』)
・こんなことから、白昼になるのを計算にいれて、戦車の出撃を計画した。
(出典:高木俊朗『全 滅』)
・そして白昼の月を眺めていた青豆の、どこまでも真剣な目を思い出した。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK2』)
・白昼の太陽が別の世界の太陽でもあるかのやうに実に高い所でくるめいた。
(出典:神西清『水に沈むロメオとユリヤ』)
類語
・日中(にっちゅう)
意味:日がのぼっている間。ひるま。(出典:デジタル大辞泉)
・白日(はくじつ)
意味:昼。昼間。日中。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・昼餐(ちゅうさん)
意味:ひるめし。昼食。午餐。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・真昼(まひる)
意味:昼の最中。(出典:デジタル大辞泉)
・日盛り(ひざかり)
意味:太陽が盛んに照りつける時。特に、夏の午後の暑い盛り。(出典:デジタル大辞泉)