飢餓
「飢餓状態の子供」などのように使う「飢餓」という言葉。
「飢餓」は、音読みで「きが」と読みます。
「飢餓」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「飢餓」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
飢餓の意味
「飢餓」には次の意味があります。
・食べ物がなくて飢えること。飢え。(出典:デジタル大辞泉)
生体の生命維持のために必要なカロリーが不足している状態を意味します。
「飢」と「餓」はどちらも「うえる」を意味する漢字です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・飢餓とマラリアと高山の寒さのため二千人がこの山中に倒れた。
(出典:豊田穣『南十字星の戦場』)
・民衆を飢餓から救うのは人道上からも当然である。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 1 黎明篇』)
・これはきっと絶望に近い飢餓状態には陥っていない証拠にちがいない。
(出典:和田はつ子『虫送り』)
・いい食事をとっているにもかかわらず、執拗に迫ってくるこの飢餓感は?
(出典:ハインライン『宇宙の孤児』)
・日本国が二カ月もしないうちに飢餓地獄となるのは目に見えている。
(出典:井上ひさし『ドン松五郎の生活』)
類語
・飢え(うえ)
意味:飢えること。飢えた状態。空腹。飢餓。(出典:デジタル大辞泉)
・干乾し(ひぼし)
意味:食物がなく、飢えてやせること。(出典:デジタル大辞泉)
・飢渇(きかつ)
意味:飢えとかわき。特に、飲食物の欠乏すること。けかつ。(出典:デジタル大辞泉)
・餓える(かつえる)
意味:食べ物がなくて腹がへる。飢うえる。(出典:デジタル大辞泉)
・空腹(くうふく)
意味:腹が減ること。すきばら。(出典:デジタル大辞泉)