打ち切り
「審議の打ち切り」などのように使う「打ち切り」という言葉。
「打ち切り」は、訓読みで「うちきり」と読みます。
「打ち切り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「打ち切り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
打ち切りの意味
「打ち切り」には次の意味があります。
・途中でやめにすること。中止。(出典:デジタル大辞泉)
途中まで進めていたことを中止して、これ以上進めないことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・之を本当に絶対的な同一と見るならば、議論はそこで打ち切りになる。
(出典:戸坂潤『辞典』)
・彼女の番組が打ち切りになって、あたしの番組がそのあと始まったの。
(出典:若竹七海『依頼人は死んだ』)
・だが、我々としては、もうこのへんで打ち切りにしてもいいように思う。
(出典:ドストエフスキー/中村融訳『地下生活者の手記』)
・そんな場合には、不可抗力により調査打ち切り、と報告書に記述された。
(出典:北野勇作『かめくん』)
・つまりそういうことで、この日の私たちはそこまでで打ち切りとした。
(出典:金達寿『日本の中の朝鮮文化 2』)
類語
・取り下げ(とりさげ)
意味:取り下げること。撤回。(出典:デジタル大辞泉)
・締め切る(しめきる)
意味:申し込みなどを、決められた期限や定員で打ち切る。終わりにする。(出典:デジタル大辞泉)
・終了(しゅうりょう)
意味:物事がすっかりおわること。また、おえること。(出典:デジタル大辞泉)
・中止(ちゅうし)
意味:途中でやめること。また、計画を取りやめにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・停止(ていし)
意味:していたことを一時やめること。また、差し止めること。(出典:デジタル大辞泉)