ベテラン
「ベテランの技術者」などのように使う「ベテラン」という言葉。
「ベテラン」は、英語で「veteran」と書きます。
「ベテラン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ベテラン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ベテランの意味
「ベテラン」には次の意味があります。
・経験を積み、その道に熟達している人。老練な人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
米国には「Veterans Day」という祝日が11月11日にあります。
復員軍人の日として復員軍人を称えるためのものとして設定された祝日で、第一次世界大戦の休戦条約締結の日に当たります。
「ベテラン」の反対語は「ルーキー」「若手」「新米」などです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・よほどベテランの作家と会う時以外、彼はいつもこんな恰好をしていた。
(出典:有栖川有栖『海のある奈良に死す』)
・弁護士の北山先生というのは、刑事専門のベテランとして聞こえている。
(出典:松本清張『絢爛たる流離』)
・ベテランの警官が意味もなく、仕事を終えた現場に長居するはずがない。
(出典:佐竹一彦『新任警部補』)
・ブライアンの言ったとおり、連れてこられたのはベテランばかりだった。
(出典:ゴードン・R・ディクスン『ドラゴンの騎士〔下〕』)
・車での尾行を得意とするベテランで、幾度となく一緒に仕事をしている。
(出典:若竹七海『悪いうさぎ』)
類語
・古兵(ふるつわもの)
意味:年功を積み、その道に通じている人。経験の多い、したたか者(出典:精選版 日本国語大辞典)
・玄人(くろうと)
意味: 技芸などに熟達した人。ある一つの事を職業、専門としている人(出典:デジタル大辞泉)
・エキスパート(expert)
意味:ある分野に経験を積んで、高度の技術をもっている人。専門家。熟練者。(出典:デジタル大辞泉)
・専門家(せんもんか)
意味:ある特定の学問・事柄を専門に研究・担当して、それに精通している人。(出典:デジタル大辞)
・オーソリティー(authority)
意味:専門の道に通じて実力をもつ人。大家。権威者。(出典:デジタル大辞泉)