手芸
「手芸部」などのように使う「手芸」という言葉。
「手芸」は、音読みで「しゅげい」と読みます。
「手芸」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「手芸」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
手芸の意味
「手芸」には次の意味があります。
・手先でする技芸。刺繍・編物・人形作りなど。(出典:デジタル大辞泉)
大量生産を目的とせずに、個人的な趣味や装飾的効果を重視する技術を言います。
多くは家庭で個人的に行いますが、職業としている人もいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・手芸の方面をどんどんのばしてやることは、とてもためになることです。
(出典:ウェブスター/北川悌二訳『続あしながおじさん』)
・私は手芸売場で何冊かの本を選び、それに出ていた毛糸玉を買ってきた。
(出典:林真理子『美女入門 PART2』)
・東野は楽譜を片手に手芸室や作業室を覗いてまわったが、やはりいない。
(出典:篠田節子『ハルモニア』)
・貞代は時花手芸学院とは離れて、郊外のマンションに部屋を持っていた。
(出典:井上靖『星と祭上』)
・しかもそれが例の「手芸木製品」だとあってなかなか安くないのである。
(出典:谷譲次『踊る地平線』)
類語
・工芸(こうげい)
意味:実用性と美的価値とを兼ね備えた工作物を作ること。(出典:デジタル大辞泉)
・仕立て(したて)
意味:目的に合わせて作り上げること。また、それらしく作り上げること。(出典:デジタル大辞泉)
・針仕事(はりしごと)
意味:針で衣服などを縫う仕事。縫い仕事。裁縫。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・裁縫(さいほう)
意味:衣服を仕立てるために用布を裁断し、縫い合わせること。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・繕い物(つくろいもの)
意味:衣服の破れなどをつくろうこと。また、その衣服。(出典:デジタル大辞泉)