放課
「放課後を友人と過ごす」などのように使う「放課」という言葉。
「放課」は、音読みで「ほうか」と読みます。
「放課」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「放課」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
放課の意味
「放課」には次の意味があります。
・その日の所定の時間の課業が終わること。放学。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言えば「学校でその日の所定の時間の授業が終わること」という意味です。
ただし、愛知県では「学校の休み時間」という異なる意味で使われています。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・学校が放課になってから間を置かず来るのかもしれない。
(出典:飛鳥部勝則『バベル消滅』)
・十二月半ばにしては風もぬるく、放課直後の生徒たちの喧騒もこの校舎裏にまでは届かない。
(出典:九里史生『SAO-Web-3』)
・学校へはちゃんと登校し、放課後見に行ったのである。
(出典:筒井康隆『不良少年の映画史 PART1』)
・そして放課の鐘が鳴ると同時に、驀地に駈け出して、彼は誰よりも先きに三角帽を教師に取ってやった。
(出典:平井肇『死せる魂』)
・私は蜻蛉に同情したために放課時間中、教室に一人立たされていた。
(出典:小出楢重『めでたき風景』)
類語
・修了(しゅうりょう)
意味:一定の学業、課程をおさめ終えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・終業(しゅうぎょう)
意味:その日の業務を終えること。仕事が終わりになること。(出典:デジタル大辞泉)
・仕納め(しおさめ)
意味:それをして終わりとすること。仕事・行動などの最後としてすること。(出典:デジタル大辞泉)
・結び(むすび)
意味:文章や相撲の取り組みなどの、終わり。結末。(出典:デジタル大辞泉)
・終息(しゅうそく)
意味:物事が終わって、やむこと。(出典:デジタル大辞泉)