祝辞
「祝辞を述べる」などのように使う「祝辞」という言葉。
「祝辞」は、音読みで「しゅくじ」と読みます。
「祝辞」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「祝辞」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
祝辞の意味
「祝辞」には次の意味があります。
・祝いの言葉。祝詞。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「お祝いの気持ちを表した言葉」という意味です。
「辞」は「ことば」という意味を持つ漢字です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今回の祝辞が彼女の令嬢としての最後の機会になるものと思われます。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・裁判長はクロスビーの夫人に祝辞を述べ、夫人は自由の身となったのである。
(出典:モーム/西村孝次訳『モーム短編集「手紙」』)
・本気で私の祝辞を求めているとは思えないから、やはり嫌がらせなのだろう。
(出典:東野圭吾『殺人の門』)
・来賓や友人の祝辞も、どこか他人事のようにしか受けとめられなかった。
(出典:吉村達也『憑依 ―HYOU・I―』)
・訪問や祝辞の混雑はしばらく後にしか始まってこないものである。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
類語
・慶賀(けいが)
意味:喜び祝うこと。祝賀。(出典:デジタル大辞泉)
・祝勝(しゅくしょう)
意味:勝利を祝うこと。戦勝を祝うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・奉祝(ほうしゅく)
意味:つつしんで祝うこと。心から祝うこと。奉賀。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・賀する(がする)
意味:祝いの言葉を言う。祝う。(出典:デジタル大辞泉)
・寿く(ことぶく)
意味:祝いを言う。よろこびを言う。また、祝う。祝福する。ことほぐ。(出典:精選版 日本国語大辞典)